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運剣士に閃光を

運剣士に閃光を

REDSTONE  episode of knight

なんとなく書きたかったので気にしないでください

ちなみに・・・この冒頭は本気で書いてないからこその始まり方

そこらへんはご了承ください


では・・・



第0話 REDSOTNE 其の1

フランテル大陸の極東地方。
農業と交易が発展した文化の中心地。
ここに「RED STONE(レッドストーン)」に関する伝説が生まれたのは500年くらい前だ。
空から落ちてきたという伝説の赤い石、
実際にその石に触れたものは無きに等しい...。
不老不死と莫大なる富を生み出すといわれるこの石を
求めて、何人もの冒険者が生きる意味の全てを失った...。

出会い、そして別れ...。 人々は様々な思いを胸に、この「RED STONE」が導く運命に翻弄されていく。 (公式より




「はぁ~」

一人の若者が、人行き交う街の片隅でこれからの自分の安否を考える。

王宮の騎士になる……。 

そう言って出てきた故郷の両親に申し訳が立たない。

剣術には自信があった。村一番の剣使いと言われ、天狗になっていたのだろう。

甘かった。その一言がとてもよく似合う。

この古都と呼ばれる街、ブルネンシュティグは昔から名誉を重んずる剣士たちが王家に仕え、
忠誠を誓えていた所、騎士道で満ち溢ふれ、広く知られていた。

彼は故郷を出て、名誉を手に入れるためにやってきた数多い人の一人。家族の長男がこんな事をするのは正直非難されそうだが、それでも自分の好奇心に勝つことはできなかった。

装備一式と、末の弟からもらったキャンディーを引っ提げ、威風堂々と城へと来たはずだった。

来たはずだったのだが、

「なんだよ、分身するとか有り得ないだろ」

見事に返り討ちにされ、無職となった。

「村にも帰りづらいからなぁ。どこか別の街で傭兵として雇って……ん?」

空を扇いで見ると無数の白い点が見える。そのうちの一匹がこちらに向かって急降下してきた。

「痛っ!」

これを見事と言わずしてなんと言おうか。その物体は顔面直撃、引き剥がしてみると鳩だった。

鳩の足には手紙が付けられていた。

「なんだ? これ」

これが、REDSTONEを巡る運命の始まりだった。


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